
スマホの充電が遅い、できないときの原因は?確認してほしい点と対処法をやさしく解説【スマホ教室】

スマホが壊れたと思う前に、充電が増えない・できない原因を特定しましょう!
スマホを充電したはずなのに「充電ができていなかった、増えていなかった」なんて経験はありませんか?
どこに原因があるのかをしっかりと見極めることで、問題を解決できるかもしれません。
この記事では、スマホの充電ができない、増えないときの原因と対処法を分かりやすく解説します。
今まさに充電ができなくて困っている人は、ぜひ参考にしてください。

スマホのバッテリー寿命と充電にかかる時間

まずは、スマホのバッテリーはどれくらい使えるのか、充電はどれくらい時間がかかるのかについて紹介していきます。

スマホのバッテリー寿命はおよそ2~3年

はじめに、スマホは長期間使用していると本体やバッテリーに不具合が生じることを覚えておきましょう。
一般的にスマホのバッテリー寿命は約2~3年と言われているため、それ以上使用している場合はバッテリー消耗が激しくなる可能性があります。

充電にかかる時間は約2~3時間


スマホを0%~100%まで充電するのにかかる時間は、機種により異なりますが約2~3時間です。
最低でも2時間はかかるので、充電するときは時間に余裕があるときに行うようにしましょう。

スマホの充電が遅い、できないときの原因とその対処法

スマホの充電が遅い、できないときの原因は充電器が壊れていたり、バッテリーが劣化していたりとさまざまな原因が考えられます。
それぞれの原因とその対処法について見ていきましょう。

充電しながらスマホを利用している

充電しながらスマホを利用している場合、充電に時間がかかる可能性が高いです。
充電中のスマホ利用は、電力の消費があるためその使った分だけ充電がたまらなくなってしまいます。
充電しているときはスマホの利用を控えるか、電源を切っておきましょう。

充電ケーブルが壊れている


充電ケーブルをスマホに挿しても充電マークが付かないときは、ケーブルもしくはアダプターが壊れているかもしれません。
損傷していると充電にかかる時間が遅くなる、充電ができなくなるといった症状が現れます。
よくあるのが、充電ケーブルの断線です。見た目では正常でも中で断線している可能性もあるため、少しでもケーブルが損傷していたら新しいものに買い替えることをおススメします。

スマホが熱くなっている


スマホが熱くなっていると充電が遅くなるほか、安全のために充電が自動的にストップされることがあります。
スマホの発熱は、負荷のかかるアプリを使用している、高温の環境でスマホを利用しているなどがおもな原因です。
充電中にスマホが熱いと気づいたら、一度ケーブルを外して本体の温度が下がるまで待ちましょう。

バッテリーが劣化している

バッテリーが劣化しているのも充電ができない原因のひとつ。
前述のとおり、スマホを長期間使用していると自ずとバッテリーも劣化していきます。
劣化するとバッテリーの最大容量が低下し、バッテリー残量自体が少なくなっていきます。バッテリーが古くなったな、と感じたら新しいバッテリーへの交換を検討してください。
バッテリーの劣化状況は、以下の手順で確認できます。

Androidスマホの場合

Androidスマホで、バッテリーの劣化状況を調べる方法はこちら。

まず「設定」アプリを開き、「電池」をタップします。

あとは、画面上部に表示されている「健康度」を確認して“良好”と表示されていれば問題ありません。“良好”以外だった場合は、バッテリーが劣化している可能性が高いです。
※機種によって操作は異なります。

iPhoneの場合


iPhoneも操作は簡単。まず「設定」アプリを開き、「バッテリー」の項目をタップ。

次に「バッテリーの状態」をタップ。

最後に「バッテリーの状態」と「最大容量」を確認します。バッテリーの状態が正常かつ、最大容量が80%以上であればバッテリーは劣化していません。
80%以下または、バッテリーに関する何らかの警告が表示されている場合は、バッテリーが著しく劣化しています。早めの交換を検討しましょう。

スマホが故障している

充電ケーブルは壊れていないのに充電できないときは、バッテリーが劣化しているかスマホ本体が故障している可能性もあります。
充電ケーブルを挿す部分にゴミやほこりがたまっていてうまく接続できていないこともあるので、修理に出すか、長期間使っているスマホなら思い切って新しいスマホに買い替えるのも良いでしょう。

スマホのバッテリーを長持ちさせるために気を付けたいこと

スマホのバッテリーは消耗品ですが、日々の使い方に気を付ければ長持ちさせることもできます。
ここからは、バッテリーを長持ちさせるためのポイントを紹介します。

スマホの充電は20%~80%をキープする


スマホは、0%まで使い切ったり100%まで充電したりするとバッテリーの劣化に繋がります。
バッテリー残量は20%~80%をキープするとよいとされているので、なるべくこの数字を維持できるよう気を付けましょう。
毎回、バッテリー残量を確認するのは難しいですから「充電しすぎない」「消耗させすぎない」を意識するといいですよ。

省電力モードを使用する

スマホに標準で搭載されている、バッテリーの消費を抑えるモードを活用すると電池が長持ちします。
スマホによって、搭載していない場合や省電力モード・低電力モードといったように名称が異なる場合もあります。
このモードをオンにすることで、一部のアプリや機能が制限され電力の消費を抑えることができます。

Androidスマホで設定する


「設定」アプリを開き、「電池」を選択します。

次に「自動調整バッテリー」をタップ。

あとは、「自動調整バッテリーの使用」をオンにすれば完了です。これにより、使用頻度の低いアプリの電池使用が制限されます。

iPhoneで設定する

iPhoneで「低電力モード」を設定する手順は以下のとおりです。

まず「設定」アプリを開き、「バッテリー」をタップします。

次に「低電力モード」をオンにしたあと「続ける」を選択すれば設定は完了です。
設定すると、ダウンロードやメール受信などのバックグラウンドでの動作が一時的に制限されるので、バッテリーの消耗を抑えることができます。

純正の充電器を使う


充電器を購入する際は、メーカーの純正品もしくはキャリアの指定品を使うのが最適です。
スマホに適合していないものを使うと、充電ができない、充電速度が遅いなどのトラブルが発生することがあるので、安全に使用するために純正品を使うようにしましょう。

まとめ

「あれ?スマホの充電ができない…!」と思ったら、本記事を参考に原因を見極めて適切な対処をしましょう!


