政治ドラマファン必見!「ハウス・オブ・カード 野望の階段」のスリリングな展開から目が離せない!!

政治ドラマファン必見!「ハウス・オブ・カード 野望の階段」のスリリングな展開から目が離せない!!

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政治的陰謀・野心・頭が切れる主人公。このキーワードにワクワクしたら「ハウス・オブ・カード 野望の階段」がおススメ!

ネットドラマ初のエミー賞とゴールデングローブ賞を受賞。第65回エミー賞では3部門受賞という快挙を遂げた本シリーズ。

権力を手に入れるために、手段を選ばない政治家を主人公にした本作。海外で配信開始されると同時に圧倒的な人気を獲得。現在シーズン6まで配信されています。

「一度観始めたら止まらない」本作品の魅力をご紹介。

あらすじ

あらすじ

新大統領選挙に尽力した暁に、国務長官の座を約束されていた議員のフランシス・アンダーウッドが本作の主人公。

彼は非常に野心的で、冷静かつ冷酷、頭の回転が良く、目的のためなら手段を選びません。

彼が尽力した結果もあり、民主党議員のギャレット・ウォーカーが無事新大統領に任命されます。しかし、その約束を反故にされてしまいました。

そんな裏切りにフランシスは、怒り心頭。妻のクレアと共に復讐を心に秘めつつ、権力を掴むために壮大な計略を企てます。

自分にとってメリットのある者を懐柔したり、弱みを掴んで脅迫したり、強引でも一貫した信念を貫くフランシス。

妻であり、野望を共有するパートナーでもあるクレアは、計算高く政治的な駆け引きが上手!
才色兼備の彼女は、フランシスのサポートだけでなく、自らもホワイトハウスでの地位を高めるべく陰謀を巡らせます。

シーズン1は、フランシスが自分の地位を取り戻すまでの奮闘。

シーズン2からは手にした権力とさらなる野望に、どんどん敵が現れて……。
人間の果て無き欲望と緊迫した駆け引きが繰り広げられます。

フランシスは大統領の座を手にすることができるのか?
そして、手にした地位を維持することができるのか……!?

フランシスという男

フランシスという男

綺麗な手段でなかったとしても、人を掌握する技量は一流のフランシス。

議員の弱みを握り、危険な潜入をさせたり、近づいてきた新聞記者を懐柔してコントロールしたり……。手駒を駆使して政界をのし上がっていきます。
用済みになれば容赦なく切り捨て、敵対する人間は罠に掛けるという徹底ぶり。

フランシスは、とある航空会社が行ったアンケート「次期アメリカ大統領にふさわしい資質の持ち主は?」で、架空のキャラクターでありながら、クリントン氏に次いで2位に入ったこともあるキャラクターなのだそう。

冷酷なキャラでありながら、視聴者の心を掴んで離さないのは、本作の演出が大きく関係しているのではと分析されています。

フランシスが心の内を視聴者に語り掛けるシーンが度々登場するのですが、これにより、フランシスと一緒に参謀をしているような感覚に。
こういった演出が一種の共犯関係という心理を作り、彼を擁護・応援したくなる気持ちになるのかもしれませんね。

手腕を振るうフランシスは、見事なもの。
彼の行く末を見届けたくなる人は多いはず。

クレアという女

クレアという女

才色兼備・頭脳明晰のクレアも重要なキャラクターです。

ファッショナブルな装いは凛々しく女性らしさもあり、男性にも負けない強さを兼ね備えています。

フランシスとクレアは夫婦であり共謀者で、支え合うのと同時に依存の関係。お互いの野望がぶつかり合い、対立することもしばしば。

支えるだけでなく、自分自身が日の目を見たいクレアが、どういった行動にでるか予測不可能な展開に続きが気になって仕方がありません。

シーズンが進むにつれて、躍進していく彼女を見逃さないでください。

政治の舞台裏

政治の舞台裏

アメリカ大統領選挙についての仕組みが現実と同じで、政治関係者も夢中になっているのだとか。主人公のフランシスが織りなす戦略とハラハラドキドキする展開!

実際のアメリカ政府とリンクしたリアルなエピソードが多く、視聴者を虜にしています。
企画・脚本を担当しているボー・ウィリモンはかつてヒラリークリントンなど大物政治家のスタッフとして働いていた経歴があるそう。

アメリカの大統領選挙の仕組み

アメリカの大統領選挙の仕組み

世界でも大々的に放送されることの多いアメリカ大統領選挙ですが、その仕組みを知る人は少ないかもしれません。

4年ごとに行われる大統領選は、民主党と共和党の各党から大統領候補者を一人に選ぶための予備選挙が行われます。
有権者が直接候補者を選ぶわけではなく、自分が選びたい候補者を支持している代議員に投票。

選ばれた候補者は、一騎討ちの選挙に突入!
まず有権者が予備選と同じように、自分自身が選びたい候補者を支持している代議員に投票します。
どちらかが一票でも多く獲得すれば、その州のすべての票が獲得できる仕組みです。
一票の重みが重要になってきますね。

一般投票で選ばれた代議員が、大統領候補者に投票し、過半数を超えた候補が晴れて大統領に!

仕組みから見てみると、自分を支持し取り巻く人達だけでなく、その人達ですら国民から支持を得なければなりません。

いかにして広く自分の味方を付けていくかの戦略が必要なのも納得。

作中ではこうした戦略が見事なまでに繰り広げられます。
この大統領選挙の仕組みを知っているとより楽しめるのではないでしょうか。

原題は“House of Cards”

原題は“House of Cards”

“House of Cards”は辞書で調べると、「砂上の楼閣」「トランプで組み立てた家、不安定な計画」という意味が出てきます。
どんなに精密に組み立てても、風が吹けば倒れるという脆さ・危うさ。

邦題はカードと単体表記ですが、原題では複数形のCARDS。主人公の野望だけではなく、取り巻く人々の立場や思いも感じ取れますね。

邦題に添えられた"野望の階段"という言葉のチョイスも自分の本懐を遂げる為に、一段一段階段を登っていく様子にぴったり。

一段上がるごとに、元居た場所から高い位置になり、見下ろす世界。
何かの拍子に足を踏み外し転落してしまったら、元居た場所よりも落ちて大怪我をしてしまうかもしれません。

一番登り詰めることができるのは誰?
転落して大怪我をするのは……?

誰もが己の欲望を成し遂げようと、虎視眈々と機会を伺う群像劇から目が離せません。

まとめ

シーズン1は「欲と復讐にまみれた13時間の映画」とソニー・ピクチャー公式でも謳っているだけあって、最後まで飽きさせない緊迫した物語を楽しめます。

タイトルロゴに、アメリカ国旗が反転している模様が使われているのが面白い。

狩るか、狩られるか、権謀術数をめぐらすドラマが好きな人におススメです!


Netflixシリーズ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」
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