奪った刀を相手の鞘に納める瞬間技!「劇場版モノノ怪 唐傘」躍動する薬売りの妙技
モノノ怪を感じ取り大奥へとやってきた薬売りは、立ち入り禁止エリアへの侵入を試みるも阻止され……。
天子の世継ぎを産むことを求められ、全国から集められた女性たちが暮らす大奥。
認められたい、愛されたい、必要とされたいといった女の情念が蓄積され、やがて唐傘のモノノ怪へと変わってしまったこの特殊な空間に、モノノ怪を斬り祓うべく薬売りがやってきます。
しかし大奥は部外者の立ち入りは禁止されている女の園。人の出入りの多い「七つ口」を守る広敷番・坂下は、怪しい薬売りの通行を当然認めず、一線を越えたら打ち首だと警告するも、薬売りは一向に気にしません。
迫りくる薬売りに腰の得物を抜き放ち下段に構える坂下。欄干に飛び乗った薬売りは、坂下のなで斬りをひょいと一躍して背後に回り、間髪入れずに繰り出される袈裟斬りもかわします。
さらに相手の握る太刀の柄を右手で掴み左手を峰に添えた薬売りは、呆気に取られる坂下から太刀を奪い、そのまま腰の鞘に納めるという技を一瞬でやってのけるのです。
スローモーションで見ないと分からない高速技
今回紹介する動画に登場する薬売りの妙技は、「劇場版モノノ怪 唐傘」の見せ場のひとつ。つづらのような薬箱を背負い特殊な下駄を履いた薬売りは、京都五条大橋で弁慶と対峙した牛若丸のように欄干の上に飛び移り坂下を翻弄します。
その圧倒的なスピードは、スローで再生しないとどうなっているのか分からないほど。目まぐるしく切り替わるカット、躍動感あふれる動き、時間が一瞬止まったような演出は必見。
他にも、新人女中のカメが嫌がるのを聞かず、荷物を奪い捨ててしまう先輩女中・麦谷の姿も。泣き叫ぶカメを振り払い放り投げた風呂敷包みには、人形や鏡、そして大切な櫛が含まれていました。
荷物を投げた直後に涙を流し、その涙が怪しい極彩色に変わる麦谷。坂下をかわし大奥の中へ続く長い廊下を駆け抜ける薬売り。
物語が急展開を迎え、彼らはこの後どうなっていくのでしょうか。薬売りとモノノ怪の対決、そして恐ろしくも切ない真実は本編をご覧ください!
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