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禁忌の研究がバレた!? 「チ。 ―地球の運動について―」背後から異端審問官が登場
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教会の教えに背くものは異端者として弾圧。そんな世界でも隠れて異端研究に勤しむバデーニの運命とは……。
地動説の立証にすべてを捧げた者たちを描いた漫画、「チ。 ―地球の運動について―」。2020年から2022年まで週刊ビッグコミックスピリッツで連載され、2024年からアニメの放送が始まりました。
今回はそのアニメの中から、エピソード11の緊迫感あるワンシーンを紹介します。
物語の舞台は15世紀のヨーロッパ某国。修道士であるバデーニは、教会公認の天動説に反する地動説の研究に没頭していました。
バレたら異端者として罰せられるリスクの中で、秘密裏に研究を行うバデーニ。そして遂に地動説を完成させ、協力者であるオクジーとヨレンタに報告します。
研究の完成に祝杯をあげ、お互いの今後について語る3人。するとそこへ、ヨレンタの父・ノヴァクが現われます。どうやら出張で近くまで来ていたらしく、彼も含めて4人でお酒を交わすことに。
バデーニとノヴァクを中心に世間話をする4人。一見平和な空間に見えますが、オクジーだけが恐怖に怯えていました。
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ノヴァクの正体は…
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4人はお店を出て解散。ヨレンタとノヴァクの姿が見えなくなったのを確認したオクジーは、「助かった……」と言いながら力なく座り込んでしまいました。
「どういうことだ?」と不思議そうなバデーニに、「たった今、人生最大の危機だったんです!」と青ざめた顔で話します。
なぜなら、オクジーは以前ノヴァクに会ったことがあり、彼が何者なのかを知っていたのです。その正体を話そうとした瞬間、背後から「ちょっと、いいかな」とゾッとする声が。
その声に固まるオクジー。なんとヨレンタだけを馬車に乗せて帰らせ、ノヴァクが2人の元へ戻ってきたのです。そして低い声で「私はまだ仕事があるので」といい、腰にある剣に手をかけます。
「仕事?」とまだ様子が掴めていないバデーニに向かって、ノヴァクは「実は私、異端審問官をやっていまして」と告白。
ノヴァクを演じる津田健次郎の妙にゆっくりな低音ボイスが、恐怖心を煽ります。
彼の正体に息を呑むバデーニ。果たして、疑いの目を向けられた2人は地動説の研究を隠し通すことはできるのでしょうか?
この先の怒涛の展開はぜひ本編でお楽しみください。
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